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Mキッズサミット(地域実践演習科目)担当教員報告

2014.05.19 | トピックス

 

 

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地域実践演習科目、担当教員の清水客員教授がMキッズサミットの教育的な視点、また、行政的な立場から発表しました。

 

 

 

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それでは、私の方からMキッズサミットについて、教育的な視点、また行政的な立場から考えて若干、お話しさせていただきたいと思います。

 

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先ほど、学生の方からお話がございましたけれども、中央公民館様を中心として教育、またはNPO法人の方々と地域の方々と共に連携して、この活動はすすめられていたわけですけれども、行政的な視点から考えますと、中央公民館いらっしゃいますけれども、Mキッズサミットを通して地域コミュニティーを再生するんだと、大きな試練があるのかなと思います。

Mキッズサミットを通して、若者の自立と若者の参画支援をということを、Mキッズサミットの使命であるかなと思います

 

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それから学生の話もありましたように、誰がということで、これは教職を目指す学生また小学生、何をということで世界とのつながりの中で、課題を把握し解決していくという力を育てていくということ。どこでということで地域社会をということで。約1年かかっています。スタート会議が5月からありまして10月にかけて11月にかけて結構時間をかけて、この活動ができています。ということであります。

 

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活動についてはですね、運営スタッフ会議、先ほども申し上げましたように、5月から10月、11月と教職を目指す学生にとっては、まさにここはプログラムを作る指導案作成教材研究。

後半が子供たちと実際に活動するというまさに教育実習であるという形になってあると思い、これは特徴的な活動であると考えております。

 

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唐突ですけれども、小学校の指導要領改訂のスケジュールは2020年です。18年からは実際に活動されていきます。準備期間はこの4月からです。

かなり短い期間の間で、新学習指導要領がスタートしていきます。学校は非常に忙しいです。教育は、これから大きく変わろうとしています。

 

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ということで、これまでの学生指導要領の方向性を言いますと中核にあるのか社会との連携協働しながら未来を創る、となるために必要な資質を育む社会に開かれた教育システムを作るということで。

これが大きな狙いです。

 

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それぞれの学校でカリキュラムマネジメントを作ることが多くなっていますが、今までは管理職がやっていましたが、これからは1人1人の職員が1人1人カでリキュラムマネージメントしなければいけないということで、何が出来なければならないようになるかというと、知識、技能、思考力、判断力、表現力と言った今までの同じようなものでありますが、新学習指導要領では、学びを、人生に向かっていく学びが必要であり、これを育てていく事が今後の新学習指導要領にとって必要であるとあると思います。

これは何を学ぶかと言いますと、外国語や道徳が入ってきますが、教科と科目の目標の内容の見直しを行い、その右側にありますように、どのように学ぶかということが主体的で、アクティブラーニングを行うことが大きな改訂の方向性であります。つまり、簡単にまとめるとここに書かせていただきましたが、「社会に開かれた教育課程」を実施していく、そのためにはカリキュラムマネジメントを1人1人の先生方がやっていかなければいけない。学びに向かっていく力を、1人1人の先生方が指導していかなければいけない。こういうことが大事です。

どのように学ぶかということは、主体的・対話的で深い学びを行っていく、これが新学習指導要領のキーワードになるわけです。

 

 

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このキーワードとMキッズの相関関係を見ますと、先ほど申し上げましたように、「社会に開かれた教育課程」まさにこのMキッズサミット自体が、人との交流中央公民館やNPO法人、商店街の人々と小学生が連携協力し、そういう教育課程なのですよ。「社会に開かれた教育課程」なのですよ。

それから大学生の1年生から4年生がチームを組んで交流をして活動していく、それから学びの場が、公民館や商店街、大学、地域社会が学びの場なのですよ。つまり、新学習指導要領で入っている「社会に開かれた教育課程」まさにMキッズサミットの活動そのものなんです。

 

また、カリキュラムマネジメントということで、学びの構造ということで、指導要領や内容について1年かけて、そういった学生が体験をしていく、指導計画を策定していく、そういった学生がそうした体験を学生が行っている。そういう主体的な学びをしている、ということで学びということを考えていくと、見通しを立てて、粘り強く発信をしていく、そういった学習過程の複線化が、この活動の中にあります。または、探検や聞き取り、話し合い等のグループ活動を通して、学べることが、この活動に入っています。それまで学んできた知識や技術そういったものが、新しいものが、知識や技能と結びついて活動していく、そういった考え方が子供たちの中で生きて働いていく、そういったことが主体的・対話的で、深い学びに繋がっていく活動なのだという風に思います。

また、学びに向かう力人間性という事で、学びを人生や社会に生かそうということで、生き方そのものキャリア教育で、Mキッズサミットが今後の新学習指導要領の方向性そういったものと教育的に合致しているのではないか。やや、こじつけのところもあるかもしれませんが、そういった方向性のある活動であることは間違いありません。

 

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果と課題ということで、学生の声を載せさせていただいたのですけれども、「教師が子供と一緒に学べる仕事だと聞いていましたが、本当にそうだ」と。「学内で学ぶことができない知識を学ぶことができた」とか。「子どもサポートしていることが学生の役割で、子供から学ぶことが多かった」といったことが。「自分としての人間性や能力が伸びた」ということが学生から述べられております。

 

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活動を通して、非常に嬉しかったことは、子供たちが目を輝かせたい話を聞いてくれた、ということで、本当にこれは嬉しかったという風に思います。また保護者が「ありがとうございます。うちの子かわりました」そう言った励ましの言葉をいただいたり、「学生が案内し一緒になって同じ所に向かっていたというところに、やりがいを感じた」という風に述べております。

 

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一方、困ったということで今教師そのものの悩みであるように思いますが、子供の対応、子供達の意見をどのようにまとめ、一つの場所に案内していくのかということがあり、これはとても難しいという風に思いました。これは非常にものすごい成果だと思います。学生同士のコミュニケーションも必要でありますが、子供とのコミュニケーションが必要で、自分に必要だと感じ、また子供の理解、子どもへの対応、いかにままとめるかということが非常に教師にとって悩んでいるところであると思います。

 

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また欠けている力をどのように伸ばしていくかということでありますが、コミュニケーション能力や自分の想像していることをどのように発表するか、ただ話すのではなく、話すときに用いる方法にも意識して取り組みたい、と学生達に気づいてもらえたと思います。

 

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最後ですけれども、社会人基礎力の併用ということですが、活動内容のことで調査をした結果、課題発見力、主体的計画力、後で伸びたということが分かっております。このような活動を通して、子どもたちを前に、差し迫った状況の中で、学校で勉強している、大学で勉強している知識としての指導法であるとか、知識としての児童理解。それが実際の現場に立って見ると全然それが通用できない。そのようなギャップが生じました。その中で、問題を解決していく、学生同士チーム力を持って解決をしていくと。先ほどインターンシップの所でも話しましたけれども、「学ぶこと」と「働くこと」と「生きること」こういったことが活動を通してつながっていくということが言えるのではないか、と思っております。

 

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そのようなことで、活動の意味・意義。このようなことを、今後も考えていき、活動を公民館の様方NPO法人様方と一緒にやっていきたいというふうに考えております。

本当にご支援ありがとうございます。

 

 

 

 

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