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COC学生プロジェクト:共愛COCO活動報告

2000.05.23 | トピックス

新作井野ちゃん

 

井野 明日香さん

国際コース3年

共愛COCOリーダー

 

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これから共愛COCO発表を始めさせていただきたいと思います。

発表者は今年度リーダーを務めさせていただいた国際コース3年の井野明日香です。

また本日は私のみの発表なんですけれども、今日COCOのメンバーが駆けつけてくれたので簡単に自己紹介をお願いいたします。(メンバーの自己紹介が続く)

 

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今年度はこのメンバーに加えて、今日は欠席でしたが、14名で活動してきました。

すごく緊張しているんですけれども、発表に移らせていただきたいと思います。

本日はこのような流れで説明させていただきます。やまさと応縁隊2年目の動き、活動集落の概要、活動報告、この活動を通して学んだこと、最後に課題と展望を述べたいと思います。

 

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共愛COCOは2015年に創立されて、それと同時にやまさと応縁隊という県の事業に採択されました。1年目は9名、2年目は14名と人数も増え、活動の場もすこしずつ増やしながら活動を進めてきました。

 

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ここでのテーマは、エンパワーメントアプローチです。地域を活性化させるのは、一貫性のイベント観光振興ではなく、そこに住む人々の自発的意思、エンパワーメントそのものであると奥山先生が定義づけているんですけれども、それを私たちは地域との関わりを通して地域を元気にするという風に解釈をして活動をしています。

 

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フィールド地は、みなかみ町にある藤原地区平出集落というところです。世帯数は24戸。住民人数は昨年度より4名減ってしまって41人。平均年齢は62歳と、ここ数年の間で限界集落と呼ばれてしまう地域で活動しています。

 

スライド6

 

今までの活動、1年目として、「私たち学生がここで活動するよ」という意味を含めて戸別訪問を中心に平出の方々と交流を深めてきました。

 

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続いて2年目の取り組みです。

 

 

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今年度の活動スケジュールは簡単にこのようになっているんですけれども、今年度は計3回の合宿を行って、それ以外にも月に1回といったペースで向こうの地域に足を運び交流をしてきました。

次のスライドではこの赤文字になっているところ、1つ目が800年以上続く伝統行事「獅子舞」のお手伝い、2つ目は関東屈指の豪雪地帯で行った雪かきについてです。

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まずは獅子舞のお手伝いの時の様子なんですけれども、向こうの地域が若者不足であり、人手不足という事で、設営準備から当日スタッフ、またこちらが私たちのメンバーの4年の中島なんですけれども、この伝統行事獅子舞の総合司会をやらせていただきました。約4時間でしたが、よく頑張ったと思っています。またそれ以外にも余興という形で、本当ならば獅子舞の演目が4つあるんですけども、人がいないということで2つしかできませんでした。平出集落は2つしかできませんでした。そのため、余興時間があるということで、学生でも何かやってくれようということで、本学から吹奏楽部同好会の方に演奏してもらったりとか、私たちの団体からもこういう甚平を着て踊って歌ったりとか、1年生も頑張って歌ったりとか、その場を盛り上げさせていただきました。

 

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そういった獅子舞のお手伝いを終えた後に、向こうの方々との戸別訪問とか、会話を通して「あの時はありがとうね」であったりとか「すごくみなさんのおかげで獅子舞ができました。本当の孫みたいだね」なんて言われたのが、すごく嬉しかったのを今でも覚えているんですけれども、その言葉を聴くまでは、これは獅子舞一つの伝統行事としてしか捉えられていなかったんですけれども、その言葉を聞いて向こうの方々は、それ以上に一つの生きがいとして捉えているんだという事に気づきました。その場で「声を張り上げて、もっと腰落とせや」とかという声を生で聴いたり、そこまで声も出すこともないんですけれども、そういった声を聞いて、自分たちにもっとその姿を見続けていきたいな、というのを強く感じた瞬間でした。

 

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次に雪かき作業についてなんですけれども、「この2、3メートルの高さ、そしてマイナス7度8度といった生活を皆さん経験したことありますか?」ということで、私たちは最初行った時に、この光景を見てただただ驚かされました。その姿を見て平出の人たちが「この雪すごいでしょ」って言って「これが平出の冬なんです。藤原地区の冬なんです。この様子をずっとお見せしたかった」と言われました。この言葉を聞いて、向こうの人達はこれが当たり前なんだなって、ここでずっと生きているというか、生活しているという力強さを感じました。ただやっぱり、今年の雪は近年稀にみる豪雪ということもあり、若い人も高齢者の方も、この現状に疲れていて、近隣同士で雪かきとか生活もそうなんですけれども、助け合っている状態でした。

 

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内容としては、各家庭で雪をかけないお家に行って雪をかくというものでした。やっぱり私たちは普段雪をかくこともないので、雪かきを行ったのは半日程度なんですけれども、次の日には筋肉痛がおきてしまったりとかすごく大変な思いをしました。

その他にも他の地区で行われていた「どんど焼き」やNPO法人の方々がやっていた「かまくら作り」にも参加させていただきました。

 

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冬のもう1つの光景としてキャンドルナイトというイベントに参加をさせていただきました。こちらは平出集落の近くにあるスキー場で、今月(3月)の11日に行った時の様子です。こちらはNPO法人の方が、主体的に行っているんですけれども、今年で2回目になりました。

ワークショップのお手伝いであったりとか、そこに来たお客さん達の誘導であったりとかもしてきたんですけれども、こういった大変な部分もある分、元々ある資源、雪を使ってこんな綺麗な、写真で本当に伝わりづらいんですけれども、こんな景色があるということを知るすごく良い機会になりました。いつかはこういう光景、こういう感動を、足が悪くて行けないおじいちゃんおばあちゃんとか、そういった今住んでいる人達にも届けることができたらなと思っています。

 

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こうした1年目から続けている活動をベースに2年目で新しくできた活動もいくつかあります。1番上にある会館での宿泊というのは、これは冬の合宿の時に雪かきをする際に、民宿に泊まってしまうと、朝大事な時間帯に雪かきをできないということで「自分ちに泊まりなよ」と言われ、1月の合宿では学生7名が林明雄さんという方のお宅にお邪魔して泊まらせていただきました。

こういった「民宿」ということもすごく大事なんですけれども、それ以上に一緒に生活を1日だけでもしてみることで、例えばそのお宅の人が料理が苦手だったりとか、普段見られない人達の素顔を見ることができて、これがすごく今後も泊まらせていただきたいなと思いました。

 

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そういった中で私たちの学びがあります。それは平出の人が外から人を呼ぼうとしていないことに気付いた、というのは平出地区で戸別訪問や会話をしていく中で、イベントを起こして人を呼んだりとか、移住者が来たりとか人を呼んでいないことに気が付きました。この中で私たちは活動出来るのかと心配になりましたが、例えば、雪かきといった、雪かきをしないと生活が出来ない、といった清掃作業に着目することで、私達はその地域に入り込むことができるんじゃないのかなと思いました。

しかし、雪かきをする際のやり方だったりとか道具の使い方だったりとか、そういう基本的なことから私たちができないことがたくさんありました。そういう意味では張り切りすぎてしまったなという部分があります。やっぱりその先程紹介した平出集落の林明雄さんに言われた言葉なんですけれども、「皆さんはあくまでもお手伝いと言うか、程々でいいんですよ」っていう風に言われて、すごく悔しい思いもしたんですけれども、そんな林明雄さんの下で、助手として一緒に活動していくことで、少しでも向こうの方の会話の相手になったりとか、少しお手伝いをして生活が少しでも良くなったりとかすればいいな、ということで再度活動を進めてきました。

今年の1年生はそれを強く感じたようで、こうしたことから生まれる、つながり、おせっかいという言葉を使って、おせっかいから生まれるつながりとして、私たちの学びとしてまとめたいと思います。

 

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課題は、この2年間の間で人がいなくなってしまっている現状の中で、3年後5年後と見つめ直した時に、エンパワメントアプローチの可能性について、継続して私達が見つめ考え直していく必要がある。

そして展望は、毎年活動を続けていく中で、先輩から後輩に集落での関わり方を見せていき、平出の人達の生活を知ってもらうということです。

 

スライド17

 

最後になりますが、普段から本当にお世話になっているこちらの林明雄さんを中心に、平出集落の方々はもちろん他の地域の方々おじいちゃんおばあちゃん、そして移動販売調査の時にお世話になった田村さん、NPO法人の北山さん、そして藤原小中学校の子供達といった、その地域の方々に寄り添い、またその要望に応えていく、そして「助かりました」と言われる関係作り。その後にやっぱり「ありがとうね」と言われることが、本当に何よりも嬉しいことで、そういう言葉があるからこそというわけではないですが、まだまだ私たちはやれることがあるんじゃないかと。これからも頑張っていきたいと思っています。ちょっと時間が押してるんですけれども、今年1年が3人入り、3人ともここにいるので一言ずつ言葉をいただきたいなと思います。

 

 

 

 

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