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学生育成の可視化とキャリアへの接続について(共愛学園前橋国際大学副学長後藤副学長)

2000.05.23 | トピックス

 

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本学副学長後藤より、本学での学生育成の可視化とキャリアへの接続、ということで発表しました。

 

 

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今までの発表はやはりCOC事業と言っても、それぞれのMキッズサミットなり、長期インターンシップの視点からの報告になっていて、それが本学が育てたい地域人材とどう関わっているのかと、先ほどから質問としてあったと思うんですけれども。

 

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私たちの大学はもちろんCOC事業を取っておりますので、地域人材とても大事な授業と言いますか、とても大事な育てたい人材だと思っていますけれども。何よりも大学としての使命は、この今20歳の学生たちが、一生ですね、最後死ぬまで幸せに生き抜けることだ、というふうに思っております。ですから、藤原地区に行った学生、古井戸くんが住んでくれるとしたらとても素晴らしいことだと思いますけれども、そこで古井戸君が幸せな一生を生きる力をですね、つけられたとしたら、それはすごく大事なことだと思うんですけれども。

ということで、私たちの大学の使命は、本当にこの変化の激しい、そして日本も少子高齢化で本当に大きな課題を抱えていく中で、それでもその現実を知って、でも出来ること、出来ることは限られているかもしれませんけれども、その中で、自分たちが希望を持って生き抜いていくという力はどんなことなのか、ということなんだと思います。そういうことを想って、私たちは一応学習成果指標というものを作っています。という話をこれからします。こじつけのようなところもあるかもしれませんけれども、今日の話題はこれだけあるんですが、1.のところは飛ばしていきたいかなという風に思いますけれども、そういう意味を込めまして、本学の卒業までに身につけていただきたい力を、より具体化したもので、共愛12の力というものを作っております。

 

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この力の話は今までの学生達の言葉の中に出てきたかと言うと、それはこの中のどれかに当てはまるかと言ったら当てはまるんだと思いますけれども、この力を言葉では、言葉では語っていないと思います。言葉で語ってもらえるようになるのが大事なのではなくて、多分色々な経験をした自分事としての言葉がもうちょっと客観的にですね、それは今の社会的に求められている力のどういうところと関連があるのか、というところが、自分自身で内省をして俯瞰していける力が付いていくというのが大事だと思っています。

本学としてはですね、卒業時までに身につけてもらいたい力として、具体的にはこの共愛12の力がありまして、システム的には授業の中でも、シラバスの中で組み込まれておりまして、その授業を受けるとこういうところと関連がありますよという風になっていますし、これからお話します共愛キャリアゲートという中に、それは履修情報として力と共に入っていくようなシステムになっています。

 

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それを評価する形は自己評価にしています。本学は、ですから、このいろいろな授業は、例えば奥山先生が授業担当になっていますけれども、奥山先生が「はい、あなたはこの12の力の内、これとこれとこれが付いてきました」というふうに評価をするのではなくて、学生自身がひとつひとつではなくて1年間を振り返って、自分がどのように伸びていったかというところを評価するようにしています。

 

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それはやはり他者からではなくて、自分で自分のことを客観的に見て、自分の力としてなっていく評価する力を身につけていくというところも、大切な力というふうに思っているからです。そのために大事になるのは根拠、エビデンスになるものをポートフォリオの中に溜めてください、というシステムです。これは去年作ったばっかりですので、なかなかそんなこと言われても、そんなことやっていたんだなという学生が多分ほとんどで、1年生は説明を受けたかな?

3、4年生は、そんなものがあるんだねというところだと思うんですけれども。そんなことをやっております。

ですので、授業にかかわらずアルバイトも含めて、エビデンスを溜めてそれを振り返りをするコモンルービックというものが出来ておりまして、評価基準に沿って自己評価を年に1回、この4月にそのようなことをやって評価をする時期がやってまいります。

 

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中身はこんな風になっているんですけれども。そこでですね、例えば、ここに居てくれるので名前を言ってもいいでしょうか、4年生の畑さんが、やらせではありません。「これのために書いてください」言ったものではなくて、きちんと、MチェンジとMキッズが終わった時に、これはまとめておいてくださいという課題ではなくて、自分でまとめておきたいということで書いてくださったものだと思うんですけれども。

 

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の中で、やはり終わった直後の感想と一応共愛12の力でどんな力がついたのか、つまり、Mチェンジをして、これだけたくさんの力がついたんだ、これだけの能力がついたんだということを想ってくれたんだと思います。Mキッズサミットにおいてもですね、生の声をすぐにまとめてもらって、すぐに力も選択してくれています。

 

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さらにですね、中には自分でそのような感想を溜めていくとか、成果としてレポートを溜めていくところと、これは先生がですね、授業の振り返りとして課題としてですね、ここでもMキッズサミットで学んだことは何ですか?という事と、どのように活かしていきたいですか?という風なことを奥山先生が課題を出してここでまとめております。

 

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そこにおいて、奥山先生はこのようなに学んで欲しいなあという事と、関連してるのかな、ということを紐解いてまとめている。つまり、学生たちはこのシステムを上手く使ってくれれば、いつも自分の行った体験が、体験に終わるのではなくて、自分の感じたことが、今求められる社会人基礎力という風な評価もありましたけれども、そのようなさまざまな言葉に置き換えると、どのような力と関連してるのかということを、見極めながら自分の成長を実感するということに活用できるというシステムになっております。で、それをですね、どうやってエビデンスとして活用するのかというところで、本学には、横断検索というところがありまして、共愛12の力のコミュニケーション能力がついたなというふうに思ったらそこにチェックをすると、書き込んだところに書き込んだ情報が一覧として出てくるという風なシステムになっておりまして、4月に成長が伸びた、伸びたという風に書くんではなくて、自分でやってきた活動に基づいて、それに評価をしていくということができるようになっております。

 

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またこれはですね、「ショーケース」といって、外に見せるものをチェックする機能としても活用することが出来るようになっております。ここで選びまして、エビデンスもここで書き込んでということやります。これは自分はどれくらい伸びたかというところをチェックするところですね。で、こういう先程言った横断検索をすることで、見極めて1段2段というふうに出していくのを、3年間行うわけです。1年生の振り返りを2年時の4月に、3年間は出来ますし、4年生はとてもやるタイミングはとても難しいんですけれども、卒業直前に行ってくれればカリキュラム上はシステムとしてなっていないので卒業してくれるといいなという風に思います。

これがコモンルーブリックです。これは割愛します。

 

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これが本当に学生達に理解されるのか、というところも大きな課題ですけれども、例えばMキッズではこういうところに当てはまるねという風に、具体的な言葉に置き換わって行くというのがこれかの課題と思います。一応ですね、全学的に一般化された言葉ですけれども、基準として示している事ということです。さらにですね、ショーケース機能を持っていまして、自分が活動した中身を外に発信できる機能があります。これによって地域の人たちに、学生達が「私はコミュニケーション能力がつきました」と言っても、面接で身に付いたといっても、なかなか伝わりにくい部分も、自分の活動を見てもらえれば写真とか色々つけて説得力・具体性をもって、その子のコミュニケーション能力をつけたというエビデンスにもなっていきますし、大学の授業の説明責任の一部でもあるのかなというふうに思っております。

そういうことで、本学このキャリアゲートというポートフォリオは、ラーニングポートフォリオとキャリアポートフォリオ の2つ意味がありまして、それぞれ、こういう事の狙いをもって運用しているということになります。自己評価に関しても、学生にやらせたら適当につけるのではないかという懸念があるかもしれませんが、昨年の4月に行った段階では、1年生2年生3年生という風にきちんと伸びておりまして、いい加減には学生たちは取り組んでいないということがわかります。

 

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また、他のですね、指標とも低い相関なんですけれども相関があるということで、自己評価でも、とても意味のある評価になっているということが言えるかと思います。

 

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ここからは、自己評価ではなくて外部の評価との関連からですね、分析したことをお話ししていきたいと思います。

 

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大学の学びを通じて、力の伸びた実感についての問いが、今日発表するところなんですけれども、そこがですねちょっと今年行ったのは他大学の情報が入っていなくて、本学の情報だけなんですけれども、

 

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概ねですね、4年生になっていくにつれ、多くの力が伸びたという実感を持っているなという風に思います。その中で、仕事関連の知識と技能とうところは、非常に3年生4年生のところで伸びていて、どの学生も非常に自己評価というか、自分のそういうようなところが伸びているなというふうに思っていると感じているところが分かるのですが。特にCOCの履修者、59人になってるんですけれども、受けてくれた人が59名しかいなかった、もう少し母数はあるんですけれども、受けていない学生と見比べるとよりそのように伸びているんだけれども、さらに受けなかった学生とも統計的な有意差があるということが分かります。

 

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またその他、自主的に学習するですとか、分野に関する知識であるとか、統計的に有意に喚起がありそうだという優位性が見られました。

 

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また、もう少し違うこれはプロフといって河合塾が行っているジェネリックスキルを測るテストなんですけれども、

 

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こちらの方に関してもですね、これは説明ですけどもリテラシー、コンピテンシー、という2つの力を測ることが出来るものなんですけれども、

 

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こちらに関してはCOCの科目を履修した学生が50しかいなかったので、少し母数が少ないんですけれども、リテラシー総合でも受けている学生の方が伸びていましたし、その3つの観点からすると統計的有意に違いがあったということがデータ上出てまいりましたし、それからコンピテンシーにおいても、対人基礎力・自己基礎力に関しては優位、

 

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さらにコンピテンシー総合として、COC科目を取っていた学生というのは、こういう力が伸びているということが統計的にも証明と言うか、明確になったということです。

 

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まとめますけれども、つまりCOC科目は受けていって、どういうまとめをするかというだけではなくて、体験そのものが社会に生きていくための力として有効に働いている、ということがわかるかと思います。ただですね、これがその例えば1つ、Mキッズを受けたからここまで伸びたということは経年変化まで計れるところまできていませんので、より継続していくことによって、教員側もどういうところに注意をして履修プロセスを作っていくかということを考えていく必要もあるでしょうし、そうは言っても、まだまだCOC科目を取得していく学生、関心を持っている学生が少ないので、 学生たちをどう取り込んでいくのかというのも大きな課題であります。

その1つには、リテラシー・コンピテンシー、特に対人・対自己のところの自信が無い学生は取りにくいんだと思うんですね。逆に、こう伸びたと言っていますけれども、やはりある程度その基礎力が高い学生がさらに経験をするので、伸びていくという可能性が高いですので、COC科目を取得してもらうためには、ここを基礎的に自信を持っていかないと、取得したいという風になっていかないことが考えられます。

そういうところも考えて、カリキュラムをやはりコースごとなり、大学全体で考えていく必要があります。また、そういう機能があったのかというふうに思ってくれたのかという学生を中心に、より友好的に活用していければなというふうに思います。

以上で発表を終わりに致します。ありがとうございました。

 

 

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