2022年度「Swallow Pick」(スワローピック)後期活動報告

2023.03.16

 

地域課題解決プロジェクトのひとつである Regional Project Work (RPW) 科目「Swallow Pick」の活動報告です。
家庭の事情等で塾に通えない児童・生徒に勉強を教えること、また大学生という近い年齢のおにいさん、おねえさんが子どもたちと関わることで、生活や学校、進路の悩みの相談にのるなどして、子どもたちに寄り添いながら学習支援を行うことがSwallow Pickの主な目的です。

2022年度後期は、団体としてのチームワークを高めながら、教授法や精神サポートのスキルアップに取り組み、子どもたちにとって安心できる居場所をつくることを目標に活動を行いました。

以下、学生の声を紹介します。

学習支援
メンバーからは、定例会や講義を活かして声掛けをすることができた、ひとりひとりの特性に合わせて対応するのが難しい、子どもとコミュニケーションが取れるようになったなどの声があがりました。前期に比べ、メンバーのスキルや悩みがレベルアップしたと感じています。

イベント企画
前期に、現地の児童・生徒を大学に案内し、1日だけ大学生を体験するというイベントを考えました。しかしコロナウイルス感染拡大の影響で中止となってしまいました。そこで誰でも大学生の日常や大学について知ることができるようInstagramで紹介することにしました。今後も大学紹介や学生の生活などを発信していく予定です。

学童訪問
学童へ訪問し、子どもたちと一緒に遊んだり話したりして交流しました。普段と違う環境で緊張しましたが、一緒に楽しめた、小学生と支援以外で関わることができて良い経験になった、子どもたちをまとめる大変さに気付いた、など学習支援以外で子どもたちと関わりいろいろな気付きを得ることができました。

シャロン祭(学園祭)
シャロン祭ではスライム作り体験を行いました。全員が初めてのシャロン祭でしたが、子どもから大人までたくさんの方が来て楽しんでくれました。シャロン祭を通してメンバーとよりよい関係性を築くことができたと感じています。

先生方からの講義
フリースクールを運営している元教員の方をお呼びして、意欲の維持、上手なコミュニケーションの取り方などについて講義してもらいました。実際の現場ですぐに使えることや、学習支援での悩みに直結する知識などを知ることができました。

公認心理士で居場所づくりをされている方をお呼びして、子どもと寄り添うことの意味や子どもとの関わりについて講義してもらいました。学習支援をする中であがったケーススタディについても専門的な視点から考えることができました。Swallow Pickがこどもたちにとって安心できる居場所となることができるように、今後の支援につなげていけたらと思います。

本学教員鈴木鉄忠先生から外国ルーツをもつ子どもたちの支援を、実際にボランティアをした経験を踏まえて講義してもらいました。これから外国籍児童・生徒の支援をするために必要な知識を得ることができました。

後期の活動を終えて自身の成長を感じられたという声を多く聞くことができました。来年度は新メンバーが増え、活動拠点も増えます。教授法や精神サポートのスキルを磨きながら、これまで学んだことを後輩に引き継ぎ、より安心できる居場所を提供できるよう活動していきたいと思っています。

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