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第1回COC評価委員会?講評?

2016.06.10 |

 

講評1講評?

【講評】

(評)⇒評価委員 (大)⇒前橋国際大学教職員 (学)⇒前橋国際大学学生

友成教授(評):取り組み自体非常に素晴らしくて、表に出ている成果も上がってるし、このままどんどんやっていけば
        いいんじゃないかという気がするんですけれども。実は結果が何もせずに現れるわけでないので、
        その陰に仕組まれた原因があるわけですね。原因は報告書には書かないし、さっき言ったような話は
        報告書に書かないんですね。でも原因の部分って非常に大切なんですね。
        これをちゃんとやり続けることが出来るかどうかが、おそらくこのプロジェクトが今後とも発展して
        意義あるものになっていくかどうかということですね。
        結果はどちらかというと大きな数字の世界でみんなが賞賛してくれるものであるんですけれども。
        原因の世界っていうのは非常にミクロな場所なんですね。
        ある意味、先程インターンシップに行かれた方がおっしゃられたように、皆さんと誰かとの関係性の中で
        すべて生じるんですよ。常に何かあった時に相談できる人がいて、事前・事中・事後に渡って、
        学生の皆さんが経験したことを深めたり、意味を構造化してあげたりという、非常にミクロなところ。
        それはこういう意味なんだよね、だからもうちょっと頑張ってみたらみたいな話とか。
        ただし、それは表には出ないのでおそらく全国のこの手のことをやっていらっしゃる方が
        全て悩んでいるところであって。
        それは言語化も出来ないので哲学でやっているんだけど、こちらの大学がうまくできてるということは、
        そこがうまくいっているという風に個人的には思います。

田畑先生(評):いくつかの観点でお話をさせていただきたいんですけれども。
        まず貴学が目指す方向性が地域との共生であると。
        地域と一緒に大学も発信していきたい、若い力を発信しながら共存していきたいという、方向性が明確で
        理念が明確であるなという風に思いました。先程学生の発表を聞いて、行く前と行った後では
        全然違うんじゃないかなと思っています。自己肯定感っていうのが非常に高くなっているのを感じます。
        それでですね、貴学で学んでいることに誇りを持っているなと。グローカルな人材育成が、
        先程海外に行かれている方がグローバルな人間に育ってるということで、一歩一歩着実に進められているなと
        感じました。サービスラーニングタームということで、長期インターンシップとRPWが
        大変うまく進んでいるなということで。第一期生ということで、手探り状況のなかでよくここまで取り組んで
        これたなと。Mキッズサミット、それから長期インターンシップの発表を聞いて、新たな気づきですとか、
        本質的な部分に気づいて成長してるんじゃないかなと。社会人としての基礎能力が
        高まってるんじゃないかなとかですね、地域との共生等ですね。これから貴学が目指されるキーワードが
        たくさん出ていたなと思います。やはり大学教育も、私今、初等教育に関わっているんですけれども、
        教育の本質、根幹というのは子どもたちを望ましい姿に変容させることかなと思います。
        どんなすばらしい授業や、取り組みをしても子ども自身が変わらなければ、ほとんど価値のないことかなと
        思います。矢内さんは時間を有効に使わなければいけないということ、挑戦していきたいし、ボランティアを
        やっていきたい、継続していきたいということ、藤田さんは達人になってアウトプット、プレゼンテーション
        大変面白かったなという風に思いました。吉田さんは人と人とのつながりに気付かれて同じ目的、
        コミュニケーションを持たなきゃいけないんだと。そして幸せ、この授業に対して自信を持てたというのは
        大変良かったなと思いました。それから古井戸さんの共愛COCOに関しましては、一人の学生さんが将来の
        選択肢の中に農業が入ってきたということ。やまさとの平出地区、限界集落に孫として入って、そこの良さ、
        消滅していくかもしれないそこの文化を大事にしていきたいということで、たぶんこの授業がなければ
        気付かなかった言葉ですね。学生自身が自ら言葉でプレゼンテーションしたというのが非常に大きな
        成果かなと思います。その自信が個性的なプレゼンテーションの中に描かれていたんじゃないかなと思って、
        この成果は非常に大きいのかなと思いました。私は第一期生を中心としてさらに広報活動を充実させて
        学生のセレクションに困るくらいの貴学の大きな特色にしていただいて、地域の中に前橋国際大がありという
        形で連携を深めていくと、学校の評判も高くなるし前橋全体が空洞化ではなく活性化するような方向に光が
        見えてくるんじゃないかと、大変すばらしい発表を見させていただいて、感銘を受けた次第です。
        どうもありがとうございました。

黒岩さん(評):どうしても立場上、インターンシップのところに気がいってしまうんですけど、学んできたことという
        まとめられたものを見て感じたんですけど、新入社員研修から会員社員研修まで年に何回か合同で
        やってるんですけど、来週2泊3日で新入社員研修が今年もあるんですが。ほとんど同友会の研修でも
        キーワードとして出てくる内容がずっと出てまして、そういう点ではすごい意義があるんじゃないかなと
        改めて感じました。やっぱり地元の中小企業にどんどんと人が入っていけばいいなと私は思っている
        わけですけれど。ここ何年かで出来れば受け入れ企業も、同友会員企業に協力してくれとPRすることは
        出来るので。ぜひ地元の企業にもっと目を向けてもらえるような取り組みにしてもらえたらありがたいなと
        思います。よろしくお願いします。

竹内さん(評):僕は世代的にはこちら(学生)に近かったりするもので、自分の中でも学ぶことがたくさんありました。
        今回のCOCという事業は今の若い人には必要だなと思いました。何でかというと、自分いつも効率化について
        よく考えるんですよ。なぜかというと自分達くらいの世代20代半ばとかそれ以下の人たちって、
        生まれ育ったときから買い物はスーパーに連れて行かれて、学校の帰りはコンビニに行って、携帯も中学校とか
        少なくとも高校くらいから持ち出して、パソコンの授業やっててわからないことがあったらYahooで
        検索してとか、家族でお出かけするときはイオンに行くっていう。そういう生活をしていると、人間関係が
        どんどん希薄化というか、自分で選んでるわけじゃないんだけど、どんどん孤立化されて自分の関係ない人とか
        自分の好きじゃない人とかとはコミュニケーションを取らなくてよくなってくる。自然とそういう中で
        育ってたりするので、結果的に皆さんが学ぶところっていうのは人との繋がりだったり、違う世代とか
        違う職業の人から得たこと、それが全て学びになるというか。しかも自分より上の世代の人たちだったら、
        こういうこと事態学校の授業でないんでしょうけど、今となってはこれすらも授業になってくるみたいな。
        そこに今日は面白さだとか、それを大学の授業として参加出来るっていうところに面白さを感じました。
        しかも自分は大学生の時、ちょうどみなさんと同じ2年生くらいのときに、ゼミの先生から起業関係の全国から
        集まる学生たちの仲間といろいろ議論したり合宿したり、そういう企画に招待して頂いて、
        そこから人生が変わった気がするんですよね。
        そうなった時にみなさんが大学の外に出て、大学とは違うコミュニティーの中に入って学ぶことというのは、
        これからの人生の中ではすごく重要なワンシーンになってたんじゃないかなと思いました。その瞬間を見れて
        今日は感動したというか、そんなことを率直に思いました。今の時代って多様性が重要視されていることが
        多くて、賛成・反対だけじゃない、いろんな人の考え方・立場・世代とかあって、そういうところに外に出て
        どんどん気付いていくと自分と繋がった時すごく嬉しいんですけど。意外と先輩たち相手にすると自分って
        勉強不足だなとか、自分って何なんだろうと思うときがあって。こういう人の繋がりで充実感得てきたら
        自分のやりたいこととか、自分の好きなこととか、自分がグッとくることとか、そういうものってなんだろう、
        そういうことをどんどん考えてイベントでもそうじゃなくてもいいんですけど、いろいろ感じていけるような
        行動にこの後移ってくんじゃないかなと。今回の一回目の成果が次の世代にどんどん繋がっていくんだなと
        思うと、なんだかすごく良い授業なんだなと感じました。
        自分も緊張してるのでうまくまとめられたかわからないんですが。そんなことを感じました。
        今日はありがとうございました。

奥山先生(大):ありがとうございます。やはり継続することが重要なんだなとわかりました。
        継続するためにどうすればいいか、これからもっと考えていきたいなと思います。

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