Mキッズサミット(地域実践演習科目)の学生報告発表
2014.05.19 | トピックス
新井智蘭さん |
児童教育コース4年 |
リーダー |
畑佳代子さん |
国際コース4年 |
サブリーダー |
松田紗也加さん |
児童教育コース4年 |
サブリーダー |
宗像明優香さん |
児童教育コース3年 |
サブリーダー |
新井さん:
はいそれでは、Mキッズサミットの発表させていただきます。
担当は、新井、畑、松田、宗像です。よろしくお願いいたします。
それではこちらの発表の流れになります。
まずMキッズサミットの説明をさせて頂きます。 Mキッズサミットは、前橋市在住の小学校3年生から6年生を対象に活動をさせていただいています。また、「ひと」「まち」「しごと」、「ひと」は商店街の人々、「まち」は商店街、「しごと」は商店街のお仕事に注目しています。
また、狙いですが、小学生には自ら考える力、将来を生きる力、行動していく力、これは生きる力に繋がっていくと考えられております。これは、学校、行政、中央公民館様では補えないものをNPO法人北関東教育支援協会の皆様と共に育んでいくということで、活動してきました。
大学生の主な参加理由として、お手元の資料にあります。学生の参加リストがあると思うんですけれども、こちらを見ていただくとわかると思うんですけれど、ちょっと教育コースの皆様が多いです。
そのため教員志望の学生が多いため、教員に必要な力がこの活動を通して身につけていこう、というふうに考えている方が多いようです。また子供好きが多いため、また昨年参加し自分の能力の成長が実感できたため、今年度も参加しよう、と考えた学生もいます。また前橋市の特色のある活動に興味があり、参加した学生もいます。
畑さん:
続いて組織形態とミーティングについてです。まず、4年生がリーダーサブリーダーに所属し、1・2・3・年生年生が2人から4人に分かれてチームに所属します。
チームに分かれて5月からミーティングが行われます。10月の本番に向けて準備しています。その準備に関して、より詳しく行うため、チームミーティング、事前ミーティングが週に1回行われます。
大学の学生だけではなく、COCの先生方、NPO法人教育支援協会北関東様、中央公民館様の方々に参加していただき、Mキッズサミットの目的や方針テーマについて深く考えていきます。
次に今年度の活動についてです。こちら今年度は「健康元気」というテーマを取り上げまして、10月から11月の間に元気プラザ21、中央公民館に集まり、活動を行いました。
まず第1回目に、前橋の中央商店街に探検に行き、第2回目にその発見したことの中から発表をしたい事を考え、出したいお店を決めその準備を行い、3回目に健康フェスタという場でそのお店を出店したり発表したりしました。最後の第4回目では、今までの振り返りと、その振り返りの発表の準備。第5回目にその振り返りの発表と健康についてのサミットを子供たちと開き、子どもたち同士で意見を交換してもらうというような流れになっております。
その流れを詳しく次に見ていきたいと思います。
松田さん:
第1回目は、元気とは何か、ということで子供達が思う元気について考えてみました。ここでは早寝早起きをすることや、好き嫌いなくご飯を食べることなどが上がりました。たくさんの意見が出たところで、チームごとで町探検でお店の方に聞きたいことを2つ決め、町探検へ出発しました。街中ではいくつかのお店に協力していただきました。そこではバランスよく食事をとることだったり、戦争についてのお話をいただきました。健康フェスタで出店するお店を決めていきました。
赤チームはMキッズ神社を、ピンクチームは体を元気にするためにマッサージ屋さんを、黄色チームは健康に関する迷路クイズ。
緑チームはバランス食事ゲーム、また青チームはピンクチームと同様にマッサージ屋さん、紫チームはピッツァゲームと出展しました。
第3回目の健康フェスタでは、本番前に最終準備をし、シミュレーションを行いました。
フェスタの本番では、初めは本当に来場者数が伸びず困っていましたが、チラシ配りや呼び込みをすることにより、たくさんの方にご来場いただきました。
フェスタが終わり、子供達にどんなことを感じたのか、どんなことを気づいたのか話し合ってもらいました。ここではお客様を呼ぶのが大変だということ、「ありがとう」と言ってもらって嬉しかったということが出ました。
第4回目ではサミットを開催に向け、3回の活動の振り返りを行いました。
そのため、これまでの3回の活動で見つけたことや、気づいたこと等それらを振り返り、どんな方法で保護者の方や来場者の方に伝えるのかを考えていきました。
また、チームごとにリハーサルや、2チームごとに分かれて発表練習をすることで、お互いどのように発表すれば良いのかをアドバイスしていきました。
第5回目では、サミットを行いました。
まず、チームごとにフェスタでどんなお店を出店したのか、どんなことを気づいたのか、どんなことを感じたのか、スライドやフェスタの時に使用した出展物展示物を用いて発表を行いました。
サミットでは発表ごとに、どのグループがどんなどこがよかったのか、自分たちのグループとはどのようなところが違ったのか、をきっかけに元気について掘り下げていきました。
家の中ではどんな元気が出来るのか、また仕事の中や家の中では、じゃあみんなができる元気って一体何だろうということを、つなげていきました。
ここでは子供たちからたくさんの意見が上がりました。自分が笑顔でいることでお客様の意見元気が広がっていく、早寝早起きや好き嫌いをしないことが元気につながるということがわかりました。
この5回を終えて、子供たちの自らの行動する力や考える力をつける第一歩の活動としてなったのではないかと思います
宗像さん:
最後にMキッズサミットを通して、学んだこと得たことです。
子供の意見はとても、多様で、のびのびとしたものが多く、それらに柔軟に対応し、まとめることはとても大変であることがわかりました。どのように声かけをすれば良いのか、考える機会になりましたし、とても深く学生1人1人が考えるきっかけにもなりました。
そして環境を作りの大切さ学びました。5回目のサミットでは、子供がたくさん自分の学んだことやったことを発表してくれました。その内容は私たち学生が教えてことだけではなくて、子供たち自身で学び取ったものが多く、その内容の深さに私たちも驚きました。用意したものから教えるのではなくて、子供たち自身で学びとってもらえるような環境を作ることが大切であると分かりました。
私たちは子供たちにMキッズサミットを通して、友達と協力しながら、自分で考え、行動する力を身につけてもらうことを狙いとして活動してきました。ですが、私たち学生が学んでいたことも、子供たちと同じ生きる力だったのではないかと思います。Mキッズサミットはこれからの社会を生き抜いていくための力を、子供にも私たちにも教えてくれる有効なプロジェクトだったと思います。このように大きな可能性を秘めたプロジェクトなので、今後さらに発展していけるよう、今後、より良いものにしていけるようにいきたいと思います。
これでMキッズサミットの発表を終わりにしたいと思います。
ご清聴ありがとうございました。