2023年度「スワローピック」前期活動報告
2023.09.19
Regional Project Work(地域課題解決プロジェクト)として 2018 年に発足した学生プロジェクト科目の「スワローピック」。家庭の事情等で塾に通えない児童・生徒の学習サポートを中心に沼田市及びみなかみ町に加え、伊勢崎市でも活動を行っています。
地域の課題をテーマとして活動することで、実際の社会の仕組みや問題点を知り、それに取り組む人々との協働・交流をとおして、地域の人材としての自覚や行動力を身につけることを目標としています。
学生リーダーによる2023年度前期活動報告をご紹介いたします。
2023年度は新しく加入したメンバーも多く、前期は主にチームビルディングを意識した活動を多く行いました。また毎週土曜日の学習支援や講義もいくつか行いました。
アイスブレイク
メンター(活動2年目の学生)が様々な役職に分かれ、活動を行う中、イベント班がアイスブレイクを考え、定例会で時間を設けてメンバー全員で行いました。自己紹介ウソ・ホントゲーム、NGワードゲーム、絵しりとりなどを行うことで1年目のメンバーについて深く知ることはもちろんですが、2年目のメンバーの知らない一面なども垣間見え、徐々にチームの仲も深まることが出来ました。
学習支援
今年度から新たに伊勢崎市にある、子ども日本語教室・未来塾の活動に参加させていただくことになりました。この活動は、外国人の子ども達への日本語や学校の宿題の支援を行うものです。メンバーは初めての外国人児童への支援となりますが、絣の里の方々の力を借りて支援を行っています。
その他会場についても学生が試行錯誤しながら支援先の生徒と向き合って活動しています。9月からは支援会場が3つから2つになり、学生も2チームに分かれ支援を行う予定です。
講義会
前期には2つの貴重な講義を受けることができました。1つ目は、上記にもあるように子ども日本語教室・未来塾の代表の方による外国籍の子どもの支援についてです。この講義では学生が2人組になり、実際にロールプレイを行いながら支援のあり方について学びました。日本語があまり伝わらないことから、コミュニケーションにおいて大変な部分もありますが、子どもに寄り添い、個性を尊重することが重要であることに気づくことが出来ました。
2つ目は、スワローピックを立ち上げた第1期生の方による講義です。当時活動している時はどんな気持ちだったのか、今のスワローピックに期待していること、どうあって欲しいかなど貴重なお話を聞くことが出来ました。
後期は、シャロン祭でのワークショップや、伊勢崎でフリースクールの先生をしている方や、大学教授による講義を予定しています。さらにチームワークを高め、学生一人ひとりがサポート面だけでなく、人としてさらにスキルアップし、子どもたちにとって第3の居場所であれるよう活動に取り組んでいきたいと思っています。