2023年度「スワローピック」後期活動報告

2024.03.18

「地域プロジェクト/アドバンス演習(スワローピック)」という科目で活動しています。活動内容はみなかみ町と伊勢崎市にて、家庭の事情等で塾に通えない児童・生徒や、外国籍の子どもたちへの学習支援です。 地域の課題をテーマとして活動することで、実際の社会の仕組みや問題点を知り、それらの課題に取り組む人々との協働・交流を通して、地域の人材としての自覚や行動力を身につけることを目標としています。

学生リーダーによる 2023 年度後期活動報告をご紹介いたします。 本年度は新しく加入したメンバーも多く、後期も前期に引き続きチームビルディングを意識したアイスブレイクやクリスマス会などの活動を行いつつ、子どもへの寄り添い方に関する講義を受けたり、シャロン祭への出店や書道体験会など、子どもたちと直接関わる活動も積極的に行いました。

【イベント】

10 月に行われたシャロン祭では、子ども向けのブースとして風船スクイーズを作るワークショップ、お絵描きコーナー、フォトブースを設置し、多くの地域の子どもたちと関わることができました。定例会の時間を使って、メンバー全員で協力して準備を進めました。当日の風船スクイーズ作りでは子どもたちが片栗粉の性質である「ダイラタンシーの不思議」を楽しそうに作っている姿が印象的でした。また、お絵描きコーナーやフォトブースも小さい子から大人までたくさんの人に喜んでもらうことができました。

また、伊勢崎会場では 12 月に書道体験会を実施しました。外国籍の児童たちの中には習字そのものが初めての子が多くいたり、正座に苦戦する子もいましたが、筆で絵を描いたりして楽しく日本文化に親しんでくれました。

 

【講演会】

後期は 2 つの貴重な講義を受けることができました。一つ目は、伊勢崎市でフリースクー ルをしている方による、学習支援の立ち位置についての講演会です。この講演会では「第三の居場所」として“スワローピックが子どもたちにとってどんな場所でありたいか”や、目指す子どもの理想像についてメンバー一人ひとりが考える良い機会となり、学習支援における子どもたちへの寄り添い方について多くの学びを得ることができました。

二つ目は、外国にルーツを持つ子どもたちを支援することを目的とした NPO 法人の代表の方による、こうした子どもたちへの支援の大切さについての講演会です。今まで気づくことのできなかった外国にルーツを持つ子ども達が抱えている困難さなどを知ることができ、特に伊勢崎会場で関わる子どもたちへの学習支援の重要性を再確認し、改めてスワローピックの活動の意義を見つめ直す良い機会となりました。

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