2024年度「共愛ファーム」前期活動報告
2024.09.17
今年度は19名で活動しています。前期は、夏野菜(ジャガイモ・ナス・ピーマン・キュウリ・ミニトマトなど)を中心に栽培しました。また、スイカやオクラ、インゲンなど、これまで手がけてこなかった品目にもチャレンジしました。多くの品目を栽培するとなると、より栽培計画が大切となります。栽培計画を立てる際には、同じ場所で同じ作物を栽培し続けると野菜の生育が悪くなる場合があるので、昨年はどこに、何を植えていたのかをもとに、相性の良い野菜を配置したり、畑の広さからどの苗を、どのくらい発注するのか考えたりと想像力を働かせる必要があります。そして、夏場の畑はとても暑く、作業は大変です。経験によって野菜を育てる大変さを知ることで、食べものに対する感謝が生まれます。
ジャガイモやナス、ピーマンはたくさん収穫できたので、学内で販売も行いました。学生はもちろん、職員の方にもたくさん買っていただきました。地域交流では、8月に共愛学園小学校の児童と一緒に、栽培したジャガイモやナスを持参して夏野菜カレーを作りました。作ったカレーを笑顔で食べる小学生の姿を見て、やって良かったと実感しました。そして、カレー作りの後は「フルーツバスケット」などのレクリエーションを行いました。また、今年度は子ども食堂にジャガイモを提供することもできました。たとえ些細なことでも、誰かのため、社会のために役立てることは喜ばしいことです。
後期は秋冬野菜の栽培をするほか、シャロン祭に参加したり、再び小学生と一緒に料理をする計画を立てています。また、現在順調に育っているトウガラシは、七味にする予定です。残りの半年も農と食を通して様々な人々、地域社会と交流し、学びを深めていきたいです。